こんにちは鳥巣です。1/6のあさイチでは、埼玉・本庄市のソウルフード「ナピラ」が中継されるようです。”ナピラ”なんて聞いたこともない人が多いと思いますが、地元の本庄市では40年も前からあったメニューで、最初はお店のまかない料理として考えられたものなのだそうです。一時は時代の流れで提供する店も一店舗だけになってしまったそうですが、2015年から商工会議所が中心になって、街おこしの取り組みとしてグルメイベントなどに出品したところ、一気に人気が集まって、現在では市内の約30店舗で提供されているそうです。
ナピラって何なの?発祥は?
ナピラは、納豆ピザライス(ナットウ ピザ ライス)の略なんだそうです。埼玉県本庄市のご当地グルメで、本庄市の老舗喫茶店「えとせとら」の先代が勤めていた喫茶店でまかないとして食べられていたのが始まりなのだそうです。次第に従業員が独立して、それぞれのお店でメニューに加えるようになり、その後、家庭でも作られるようになって、アレンジされながらおふくろの味として定着していきました。
ナピラの作り方はいろいろあるようですが、基本的には耐熱皿にバターを塗り、ご飯を盛り付けて醤油を垂らし、かつおダシを絡めた納豆、玉ねぎ、ピーマン、ベーコンやサラミなどの具材をのせてチーズをたっぷりとかけ、パン粉をまぶしてオーブンで焼けば出来上がりです。
本庄商工会議所は2015年にナピラをご当地グルメとして売り出そうと、近隣のグルメイベントなどでの出品を始めました。2018年にテレビの全国放送でナピラが取り上げられると注目が一気に集まり、メニュー化する店が広がりました。現在は本庄市内の約30店舗で提供されています。ナピラが食べられるお店の一部は、「ナピラに恋して委員会」のWebサイトに載っています。
また発祥となった「喫茶えとせとら」の情報についても掲載されています。
喫茶えとせとら
- 埼玉県本庄市北堀278-1
- TEL:0495-21-8672
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:なし
- URL:https://tabelog.com/saitama/A1105/A110504/11013463/
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ナピラにも栄枯盛衰があったの?
ナピラの発祥となった 「喫茶 えとせとら」で注文するナピラは、焼き上がったチーズにスプーンを入れてピーマンやベーコンなどの具材と一緒に口の中に入れると、ほのかな納豆の香りとシャキシャキしたタマネギの食感がマッチして、「癖になりそう」な味なのだそうです。
ところが90年代に入ると、これらの店は後継者難などで次々と廃業してしまい、ナピラを提供する店は、”えとせとら”だけになってしまいました。2015年になって、本庄商工会議所が街おこしのためにご当地グルメとして売り出そうと、近隣のグルメイベントなどでの出品を始めたのだそうです。その後、テレビの全国放送などでナピラが取り上げられると注目が一気に集まって、メニュー化する店が広がったといいます。現在は本庄市内の約30店舗で提供されていて、今年の1月には、市内の小学校8校で給食として提供されました。
「えとせとら」では開業当初からレシピをほとんど変えていないといいます。しかし市内の他の店では、コメを焦がしてお好み焼きの生地のようにしたものや、納豆とチーズ、ライスをパンで包んだものなどもあるようです。ナピラの食べ比べも楽しいかもしれません。
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まとめ
ナピラって何なの?発祥は?
ナピラは、納豆ピザライス(ナットウ ピザ ライス)の略です。埼玉県本庄市のご当地グルメで、本庄市の老舗喫茶店「えとせとら」の先代が勤めていた喫茶店でまかないとして食べられていたのが始まりでした。
ナピラにも栄枯盛衰があったの?
90年代に入ると、市内でナピラを出していたお店も後継者難などで次々と廃業してしまい、ナピラを提供する店は、”えとせとら”だけになってしまいました。しかし2015年になって、本庄商工会議所が街おこしのためにご当地グルメとして売り出し、近隣のグルメイベントなどでの出品を始めたところ、テレビの全国放送など取り上げらて一気に注目が集まって、メニュー化する店が広がり、現在は本庄市内の約30店舗で提供されています。