小泉(コイズミ)の家電製品は安くて壊れない上に欲しかった物が商品化されている【カンブリア宮殿】

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パナソニックや日立、三菱などの大手と並んで人気のメーカーが小泉化器株式会社です。ちょっと前まではアイリスオーヤマも似たような土俵にいましたが、最近では大手メーカーのOEMのような製品も多く出している上に、価格も大手メーカーとほとんど変わらないか高価なものまで出してきたので、対抗馬からはちょっと外れた感があります。7/20のカンブリア宮殿では小泉成器の会長を招いてお話が聞けるようです。独特の企業理念にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?村上龍氏と小池栄子さんの鋭いツッコミに期待しています。

小泉成器ってどんな会社?

小泉成器は1716年に麻布(あさぬの)の行商を始めてから300年以上にわたって続いてきた企業です。創業から今までの間にはさまざまな紆余曲折があったものの、小型家電というジャンルで「開発型サプライヤー」という立ち位置を見つけて独自の道を歩んできました。

行商の様子

その裏には、一つの商品や今ある強みだけに固執することなく、常に使う人の視点に立った製品を開発して暮らしの変化に柔軟に対応するという態度がありました。元になったのは、近江商人独特の「三方よし」の考え方です。売り手よし、買い手よし、社会よしが全て揃ってこそ良い商売と言えるのだという考え方です。

本店を中心にして全国に販売網を広げた近江商人にとっては、自らが、得意先のいる地元に入り込んで商売をするということです。他の土地に入り込んで商売をするということは、とりもなおさず相手の信用や信頼を得るということがまず大事です。

信用と信頼を得るにはどうするか?それは小泉成器の社是の最初に謳われているように、「誠実と努力で信用を高めよう」ということにほかなりません。信用や信頼は、ウソをつかずに誠実な商売を長く続けることでしか得られないというわけです。

社屋

小泉成器の家電製品はなぜ安くて高性能なのか?

コイズミの家電製品は、ビューティ、キッチン・リビング、シーズン(季節商品)、オーディオなどの各ジャンルで構成されています。ビューティーはヘアドライヤーに始まり、マイナスイオンブラシや美顔器などのエステ商品、目の周りを温めたり振動を与えてケアするエアーマスクなど、多岐にわたります。

キッチン家電では、電子レンジやオーブンレンジ、トースターやIH調理器などがラインナップされ、季節製品のストーブやコタツ、電気毛布、扇風機など、オーディオ製品ならCDラジカセなど、流行の最前線を攻めるわけではありませんし、超高級なものも少ないのですが、いわゆるホームセンターや家電量販店で見かけるような製品が、大手メーカーのブランド品より安く提供されています。

それぞれの製品は大手メーカーの製品によくあるような贅沢機能が省かれていることが多く、例えば「初めての一人暮らし」の際に一通りの家電製品を揃えたいと思った時に、比較的手が届きやすい価格帯ですべてが揃うというような価格設定になっているのです。

「贅沢な機能はいらないけど最低限の機能があって壊れにくい」というニーズはいつの時代にも必ず一定数あるので、あれば便利だけど壊れやすいような機能ならないほうがいい、という要望にきちんと応えられている製品を世に出しているということができるでしょう。それでも女性の必需品でもあるヘアドライヤーなら「せめてマイナスイオンが出るやつがいい」というような要求にはしっかり応えているわけです。

マイナスイオンヘアドライヤー
マイナスイオンヘアドライヤー

小泉成器の商品開発の秘密は?

このあたりは当日の放送の中で村上龍氏や小池栄子さんが触れてくれると思うのですが、例えば最初に一人暮らしを始めようと思った時には、コーヒーミルやトースター、炊飯器があれば便利な上に、ちょっとお洒落な暮らしができそうな気がします。さらに一人暮らしに慣れてくると朝にはゆで卵が欲しくなったり、寒い夜に仕事から帰って熱燗でちょっと一杯なんてこともしたくなったりします。

ホットプレートでお好み焼きや焼きそばが作りたくなった時には、それを満たしてくれる製品がちゃんとあるのです。1度に6個のゆで卵が作れるエッグスチーマーなどもそうでしょう。恐らくこれは会社の基本方針にもなっている「常に生活者に視点に立って、暮らしの変化に寄りそう」ことから思いつくものばかりです。より良い暮らしを誰にでもという精神が、今日のコイズミの製品を生み出しているような気がしてなりません。そんな話が番組の中で聞けるといいですね。

小泉成器のまとめ

小泉成器ってどんな会社?

小泉成器は1716年の創業から今までの間に、小型家電というジャンルで「開発型サプライヤー」という立ち位置を見つけて独自の道を歩んできた企業です。

小泉成器の家電製品はなぜ安くて高性能なのか?

コイズミの製品は、「贅沢な機能はいらないけど最低限の機能があって壊れにくい」というニーズを捉えて、あれば便利だけど壊れやすいような機能ならないほうがいい、という要望に応える製品を世に出しているからだと考えられます。

小泉成器の商品開発の秘密は?

コイズミの製品は、「常に生活者に視点に立って、暮らしの変化に寄りそう」ことから思いつくものばかりです。より良い暮らしを誰にでもという精神が、今日のコイズミの製品を生み出しているのではないでしょうか?

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