ノートパソコンのメモリ増設

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動画編集用にノートパソコンを買いました

先日BTO(Build To Order)で動画編集用にmousuコンピュータのWindowsノートパソコンを購入しました。私はパソコンゲームはやらないのでCPU性能やGPU(グラフィック性能)はそこそこでもRAM(メモリ)とストレージ(SSD)はちょっとだけハイスペックにして注文したわけです。具体的には、

 Model:mouse X5-aR5
 CPU:AMD Ryzen5 5560U(第5世代) 2.3GHz
 RAM:16GB
 SSD:1TB

といったところです。動画編集といっても比較的ショートな動画で簡単な編集なのでAdobeのPremire Proなどを使わずにDavinci Resolve(無料でも使えます)やWondershereのFilmola(無料プランや買い切りプランもあり)などを使っています。これらのソフトは割と初心者向けの動画編集ソフトでメモリの消費も少ないと聞いていました。そこで標準メモリサイズの8GBから16GBに増設してSSDも512GBから1TBに上げたわけです。

パソコンが届いて各種ソフトをインストールして(事務用には使わないのでMS-Officeはインストールしていません)いよいよ動画編集ソフトを立ち上げて作業を始めると編集中は普通にサクサクと動作します。もともと自宅マンションのネット回線が遅い(建物までは光回線がきていますが建物内はVDSL回線になってしまうため、光回線が1GBpsでも自宅の部屋では理論値でも100MBps程度しか出ません)ので各種ツールをネットからダウンロードして使う際にはちょっとモタッっとした感じになってしまいますがそれは基本的にPCの性能とは関係ないので仕方ありません。

編集作業を終えて最後に動画ファイルにエンコードするのはPCに最も負荷のかかる作業です。今回購入したPCのRyzen5 5560U(6コア)程度ではCPU使用率は100%に張り付いたままになります。それでも短い動画なら10〜20分程度で書き出せるので特に問題はありませんでした。

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エンコードの最後にソフトが落ちるようになりました

しばらくそのまま使い続けていたのですが、どうもエンコードが終了するとソフトがフリーズしたり異常終了する現象が出るようになりました。パソコンのタスクマネージャーを見るとメモリの使用率がコンスタントに70%を超えています。購入前には「もうちょっと余裕があるかな?」と思っていたのですが、編集ソフト以外のブラウザソフトなどを立ち上げると厳しい状況になっているのかもしれません。というわけでメモリを増設してみることにしました。

AppleのMac Bookなどは、今はメモリ自体が基盤にハンダ付けされているので自分でメモリ交換することはできませんが、ちょっと筐体が大きめのノートPC(画面サイズは15.7インチです)なら裏蓋を開ければ簡単にメモリ交換ができます。(自分で蓋を開けるとメーカー保証の対象外になるので自己責任でやってください)

交換するメモリは16GB×2枚で32GBです。このPCのメモリはSO-DIMM(ノートPC用の小さいサイズ)の「DDR4 3200MHz]」なので基本的にこれと同じメモリの16GBを2枚買えばいいわけです。動作周波数は下位互換があるらしいので(確認してません!)3200MHz以上でもいいらしいのですが取り付けてもどうせ3200MHz以上では動作しないし高くなるので同じものにしておくのがいいでしょう。

Amazonで探してみると32GBで8,980円のものが見つかりました。メーカーはいろいろありますが今まで買ったメモリで動作不良を起こしたことはないので他の製品と見比べてバカみたいに安いものでなければ大丈夫だと思います。mousuのサイトで注文時にメモリを増やすと15,000円以上するので自分で増設した方が割安です。今回はTeamというブランドのものにしました。ちなみに32GB×2の64GBでも18,800円でしたからメモリも安くなったものです。まぁ64GBにしてもオーバースペックで勿体ないので今回は32GBにしておきました。

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ノートPCのメモリを交換していきます

PCを裏返したら背面のプラスネジを外します。割と小さなネジなのでメガネ用の精密ドライバー(100均でも売ってます)などを使うといいでしょう。製品によってはネジの長さが違う場合もあるので元に付けられていた場所覚えておいて最後は同じ場所に取り付けるようにします。私は覚えておくのが面倒だしなくさないようにネジが外れたらマスキングテープで留めておくようにしています。

赤丸で囲まれた9ヶ所のネジを外します
ネジが外れたらマスキングテープで留めておきます

ネジが全部外れたら本体とカバーの間にギターピックのような薄いプラスチックを差し込んでコジるようにカバーを浮かせていきます。カバーはプラスチックなので無理に力を入れると割れることがあるので慎重にやってください。1ヶ所が浮いたらピックを軽く本体に差し込んで隙間に沿って全体を外していきます。「パチン、パチン」という軽い音がして簡単にカバーが外れます。

ギターピックのような薄いプラスチックを差し込みます
差し込んだピックを上下にずらしてカバーを外していきます

カバーを外すと基盤やバッテリー、メモリが現れます。赤枠で囲ったものがメモリです。絶縁のためか黒いビニールのようなものが付いていますが指でめくるとメモリ本体が現れます。「静電気に弱いので素手で触るな」という記述も見かけますが、今まで素手で触って壊れたことはありません。

赤枠の線内がメモリです。2つあります
メモリはなぜか黒いビニールで覆われていました

メモリは基盤上のソケットに差し込まれて赤丸内の金属の爪のようなもので固定されていますが、その爪を指か細長いもので矢印の方向に押すと「ポコン」と上に外れます。

メモリ基盤は赤丸内の金属の爪で固定されています
細い棒で爪を矢印の方向に押すと「ポコン」とメモリが外れます

持ち上がったら指で摘んで取り外します。代わりに新しく買ったメモリを無機を合わせてソケットに差し込んで上から指で押すと「パチン」といって爪で固定されます。

これでメモリの交換(増設)は完了です。あとは元通りにカバーをしてネジで止めれば作業終了になります。

お気付きかと思いますがメモリを差すスロットは2つありますので今回は16GB×2のメモリを使いましたが、「32GB×1でもいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。もちろんそれでも構いません。でもスロットが2つあるならメモリは同じ容量の物を2つ使ったほうがPCのパフォーマンスが上がるのでほとんどのPCにはデュアルメモリが使われているのです。

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まとめ

今回はメモリ不足が疑われたのでメモリを増設しましたが、ゲームはやらないまでも動画編集をしようと思うならメモリは32GBくらいは必要だということがわかりました。BTOで注文するなら自分でメモリ増設することを視野に入れてCPUはそれなりのスペックを選ぶとしてもメモリは最小限のものでオーダーして後からメモリだけ必要なものを自分で用意して増設した方が割安になることが多いと思われます。

他にも、割と古めのPCではSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)ではなくHDD(ハード・ディスク・ドライブ)が使われていることもあります。この2つの違いは圧倒的な処理速度の差と耐衝撃性です。Windowsを起動するためのドライブ(通常はC:ドライブのことが多い)をHDDからSSDに交換するとPC起動時の立ち上げ時間も早くなったりします。

また機会をみてその記事も載せていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

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